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インターネット死体蹴り

恋愛環2

君が口から取りだしたべとつくかぶとむしを

僕は生涯いとおしむと決めた

その光沢のあるキチン質の君の舌苔の混じる唾液の

血痰と胃液のまりあーじゅの中にこそ

僕らの共同生活が築かれるべきだ

そこからが僕らの新しい朝が生まれるべきだ

すべての恋の群生相

汚穢と粘液としての小宇宙

枕に広がる黒髪にまぶされた情熱と埃

夜ごとの睦み しとけなくだらしなく交わされる唇のかさつき

ざらつくささくれを唾液でぬらした

黒蜜味のそれを