log.31

インターネット死体蹴り

倦怠

味のしないガム咬んでこんな作業に従事して昼

火星まで行き運河をがさがさ網の目に星の砂がかかるので

「アア。日々の著述作業の疲れが出たようだ」などと

あくびをして あくびを何度もして

網の上を歩く芸人の空は青金石をまぶして数万トンもの重しとして

彼を抑えつけているのだ そしてその頭上の成層圏から

人工衛星の感情のない瞳 彼の慎重な だがたゆまぬ歩みを見つめる

幾千もの無機物のまなざし 稠密な機械のまなざしだ

「アア。それだってくたびれ果てた末のまぼろしさ!」

あくびのしすぎで目に涙を溜めて 目やにをほじくり返して

涙の星があまねく天の川を

囲繞する 充満する 横溢する星の輝き